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Nine Innings
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関西在住のフリーランス翻訳者。
野球とITと読書と自己啓発と英語と日本語とジャズが好き。中国語の習得も目指しています♪
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勉強法について
TOEIC 500〜600 からのスコアアップ法(将来的に翻訳の仕事をご希望)についてご質問いただきましたので、記事にして回答いたします。

私は TOEIC 対策にしぼって勉強していないし、英語の達人でもなんでもないのですが、同じ分野の翻訳を目指されているとのことですので、ご参考になれば幸いです。

  

まず、伊藤サムさんの HP が参考になると思います。英文に触れる量とレベルを変えてみるのもひとつの方法です(「やさしくたくさん」のページや書籍が参考になります)
基礎を固めるときは、大学受験用の英文読解本などは単語や構文のレベルが高すぎて、結果的に英文に触れる量が減ってしまうと思います。一見遠回りに思えるかもしれませんが、中学英語レベルからのやり直しをときどき取り入れるのもいいです。

現状の方法を否定してしまうわけではなく、プラスαで「やさしくたくさん」を組み合わせれば、不安を感じることも少ないと思います。
王道はないので、筋トレだけじゃなくストレッチやウォーキングもやってみよう的な感覚です。


あと、耳を活用することもおすすめします。
TOEIC はリスニングのほうが伸びやすい、と言われています。
翻訳とリスニングは関係ないように思われるかもしれませんが、耳を活用したほうが学習効果は高いです。これは、語学に限らず、どの分野の勉強でも言えるようです。

コストパフォーマンスから言えば、NHK 基礎英語とか、ラジオ講座がおすすめです。物足りない場合、ビジネス英語クラス等を組み合わせてもいいと思います。
週刊ST CD付」もいいです。

コストがかかっても問題ないなら、アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」もお勧めです。

ヒアリングマラソンは難易度があがりますが、ニュースとかドラマとか、素材のバラエティに富んでいるので、「継続しやすい」と思います。
毎月のテストも TOEIC に似た形式になっていて、自分のレベルが少しずつあがっていくのを実感できるので、励みになります。

私が受講したときよりも種類が増えていて、「ヒアリングマラソン・ベーシック kikuzo! <キクゾー!>」とか、「ヒアリングマラソン中級コース」もあります。

翻訳講座も同様ですが、英語教材の場合、売らなくてはならないのでターゲットを広げるために対象レベルをやや低めに書いている、という印象があります。
「対象レベルが、どうも自分のレベルより下みたい」というくらいで実はちょうどよい、ということもあります。


実感していることですが、基礎的な文法が翻訳の仕事で役立ったことはたくさんあります。
先輩の翻訳の校正をしていても、ミスが多い人は、同じような文法でのミスを繰り返していました。
単純なところですが、more than one (複数)と one or more (1 つ以上)を毎回間違えていたり。

他にも、accessible to users (「ユーザがアクセスできる」)を、to という前置詞に引っ張られて「ユーザにアクセスできる」と誤訳してしまっていたり。
簡単ですが、致命的な誤訳につながります。
長い文章になると一気に精度が下がる方もいます(人のことを偉そうに言えませんが)。文法知識がないために、構文の切れ目とか、代名詞がなにを受けているのか、適当になっているのです。

あと、技術的な話ですが、ロードバランサと Web サーバを逆にして訳してしまっているベテランの方がいました。
各サーバが them とか it で表されている箇所で間違えていたのですが、これも、前後の文章と文法から正しく判断できることですし、S さんのようにサーバ構成に関する知識があれば、どちらが 1 台しかないのかは明白ですので、こういう場面ではご経験も役に立つと思います。


いろいろ書きましたが、私は「レベルもジャンルも、いろいろなものに触れる」という方法が好きだったので、上記の方法にこだわる必要はないと思っています。

性格的に飽きっぽいので、飽きない工夫を考えました。
CD 付きの本で、ビジネスミーティングを題材にしたものとか、日常生活の簡単な会話だけのものとか、BBC ニュースとか、気ままに聴いてみたり。
「24」等海外ドラマの DVD を電子辞書片手に観たり。


IT 関連の翻訳といっても、経営的な話題から会計、金融、医療、土木建築、電子、機械、法律、流通、交通など、さまざまな分野が混ざってきます。
サービスで IT がからまないもののほうが少ないので、思わぬ知識に助けられることもあります。
キャッチコピーのような短い単語の羅列が実は難しくて、センスを問われたり。

このように、さまざまな素材に触れておくと、必ず役に立ちます。
日本語の素材としては、IT 分野に限らず、日経新聞などで広く世情に触れておくと、脳内のキーワードが増えて、Web での検索効率もあがると思いますし、文章力向上にもつながると思います。



あと前回書き忘れたのですが、S さんも書かれていたとおり求人の応募条件に TOEIC XXX 以上というのはよくありますので、応募できる案件が増えるというだけでもメリットはありますよね。
翻訳できるか否かはわからないけれど、少なくともある程度努力の跡が伺えるということで、かなり昔の「体育会系は就職有利」に近いものがあるのかも。







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2008.08.03 23:01 | | | 編集

* S さま

ご丁寧にありがとうございます。
記事は自分が好きで書いていますので、お気遣い無用です〜。

またなにかあればよろしくお願いいたします。
2008.08.04 10:20 | URL | 9innings | 編集

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